陶磁器メーカー「中善」のオリジナルブランド「zen to」からプロダクトデザイナー8名がデザインした「カレー皿」がリリース

 「zen to」から、阿部薫太郎、角田陽太、篠本拓宏、清水久和、辰野しずか、寺山紀彦、吉冨寛基、吉行良平、8名のプロダクトデザイナーが手がけた「カレー皿」が、リリースされる。販売は、「zen to」オンラインショップ、セレクトショップ「ブリック&モルタル」で行われる。


阿部 薫太郎 「daily spice plate」
角田陽太 「Curry Circle」
吉行 良平 「d plate」


 「zen to」を立ち上げた中善は、日本有数の陶磁器の産地、長崎県波佐見町で1917年に創業。窯業を生業とし、江戸時代から続く波佐見焼の技術と精神を継承してきた。創業以来、国内ブランドの製造に従事するなど裏方に徹してきたが、創業100周年を迎えたことを機に、肥前地区(長崎、佐賀のやきもの産地の総称)の技術とその可能性を次世代に伝えるべく、表舞台に立つことを決意。初となるオリジナルブランド「zen to」の構想に着手した。


吉冨 寛基 「内玉縁カレー皿」
清水 久和 「機内食の皿」
寺山 紀彦 「kohan」


 ブランドディレクターには、日本を代表する陶磁器デザイナーとして知られる阿部薫太郎が招聘され、“多様な嗜好に応える、多彩な個性”をブランドコンセプトに掲げ、2020年に産声を上げた。ブランド第一弾として、2020年8月に、ミュージシャンである小宮山雄飛、フード編集者のツレヅレハナコ監修の「カレー皿」を発売。その後コロナ禍において当初の予定を大幅に変更し、2021年4月、タブラ奏者であるユザーン、建築家の吉田愛 監修の「カレー皿」がリリースされている。


篠本 拓宏 「oval curry bowl 」
辰野 しずか 「co-mu」


 そして、今夏、8名のプロダクトデザイナーで手がけた、新たな「カレー皿」がリリースされる。参加者は、阿部薫太郎、角田陽太、篠本拓宏、清水久和、辰野しずか、寺山紀彦、吉冨寛基、吉行良平。彼らと共有されたビジョン、想いは、この「カレー皿」がモノが溢れる現代において、長く愛され、使い手の生活を彩る存在でありたいということだ。
 各デザイナーの創造力と、中善の誇り高き技術力が結実したプロダクトとなっている。ぜひその手にとってほしい。



zen to「カレー皿」
発売日 | 2021年7月12日(月)
販売店
zen to オンラインショップ

www.hi-zento.jp
セレクトショップ「ブリック&モルタル」
住所 | 〒153-0061 東京都目黒区中目黒1-4-4
営業時間 | 12:00~19:00
*日曜・祝日 18:00 close
定休日 | なし

電話 | 03-6303-3300
www.brickandmortar.jp
zen to
「肥前(ひぜん)と」「中善(なかぜん)と」に含まれる、“前”と“善”のポジティブな二文字と“ぜんと”という言葉の響きから、ブランド名が「zen to」と名付けられた。長きにわたり培った技術に各方面のスペシャリストの知恵を掛け合わせ、産地のさらなる発展と新しい伝統の創造を目指す。そんな想いがブランド名に込められている。モノを見る目がシビアであり、消費者ニーズが多様化する現代に向けて、バラエティに富んだ選択肢を陶磁器を提案。