山形県大江町で採集された「ヤマザクラ」を題材にした作品、「Aloha」初となる展覧会「Hotel Aloha」

 渋谷・ユトレヒトにて、東北を拠点に活動する「Aloha」初となる展覧会「Hotel Aloha」が開催される。会期は、2021年4月20日(火)-5月9日(日)。

*本展は緊急事態宣言の発令に伴うギャラリー休業のため、開催が延期となる。尚、展示再開については、ユトレヒトのウェブサイト(https://utrecht.jp/)にて発表されるので、そちらをご確認ください。




 「Aloha」は、𠮷田勝信(デザイン)、荒達宏(建築)、鈴木淑子(編集)、大江よう(テキスタイル)らによる、滞在活動およびコレクティブ。「どこでも出かけ、なんでも作る。採集物から作られたプロダクトや採集物そのものは、やがて一つの部屋となり風景になってゆく」をコンセプトに東北の山や海で活動を続け、フィールドワークやリサーチを通して見つけた一つの採集物から、デザインや印刷、言葉、テキスタイル、家具などのプロダクトの制作を試みている。




 Aloha初の展覧会となる本展では、山形県大江町で採集された「ヤマザクラ」を題材に、オリジナルテキスタイルや家具、小冊子などの印刷物を制作・発表、会場にて受注販売が行われる。




 異なる文脈を持つ4人の融合でどのようなものが形づくられるか実に楽しみだ。ぜひ足を運んでいただきたい。



Aloha Exhibition「Hotel Aloha」
会期|2021年4月20日(火)-5月9日(日) *Closed 4月26日(月)&5月6日(木)
時間|12:00-19:00
会場|ユトレヒト / Utrecht(150-0001 東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2C)
https://utrecht.jp/blogs/news/hotel-aloha


𠮷田勝信(Yoshida Katsunobu)/ Forager , Designer , Printer
1987年、東京都新宿区生まれ。山形県を拠点に採集、デザイン、超特殊印刷を行なっている。名前の「吉」は土に口。

荒達宏(Tatsuhiro Ara)
大工。大学卒業後、社寺建築の現場で修行を積み、家具工房でのアルバイトなどを経て独立。建築の設計や施工、家具や什器の製作、展覧会の会場構成などを行なう。

鈴木淑子(Shukuko Suzuki)
大学で美術作品や文化財の保存修復を学んだのち、現在は宮城を拠点に印刷物やウェブサイトの執筆・編集に携わっています。

大江よう(Yo Ooe)
宮城県出身。コンテキストの保存と活用を目的とし、言葉による「テキスト」、繊維による「テキスタイル」のデザイン・製造を行う「TEXT」主催。メタポップユニット『Frasco』衣料部。ファブリックブランド『LAWN』を妻と運営するなど、いろいろやっています。