ハウス・ミュージックのようにサンプリングやカットアップ、リミックスを行うことで絵画の歴史に向き合い続けた内省的な作品、KAT.MAEDA 「EXIHIBITION E.A」

 高円寺の路地にある「タタ」にて、美術作家 KAT.MAEDAによる個展「EXIHIBITION E.A」が開催される。会期は、2020年9月12日(土)~9月27日。
 KAT.MAEDAは兵庫県生まれ、現在は東京都在住で主に平面作品を中心に制作している美術作家だ。
 KAT.MAEDAの絵画作品には、ある種時代錯誤的な自立したモダニズム絵画に対する思慕と、それを相対化する冷徹な視線という矛盾するふたつの視座が一つの画面に共存している。
 それは、彼自身が「私が何を取捨選択しているのかを外側から客観的に判断するためにデータベースを相対化すること、データを範列的に並べること。そして範列関係の奥にある構造を明らかにすること。」と語るように、彼の経験のデータベースからハウス・ミュージックのようにサンプリングやカットアップ、リミックスを行うことで絵画の歴史に向き合い続けた、内省的な作品と言えるだろう。
 
 なお、今回の個展は西荻窪 poubelle との同時開催となる。ぜひ併せて足を運んで欲しい。


© KAT.MAEDA All Rights Reserved
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「EXIHIBITION E.A」
会場 | bookshop / gallery タタ
住所 | 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目38-15
会期 | 2020年9月12日(土)- 9月27日(日)
opening party | 2020年9月12日(土) 18:00~21:00
営業時間 | 13:00-21:00
休廊日 | 月・火・水曜日 
入場無料
tata-books.com

KAT.MAEDA
兵庫県生まれ。東京在住。
Instagram : @kat.maeda