人から人へモノは渡っていき、製品になって、それを人が使ってその人なりの完成品になっていく、レザープロダクトの経年変化に焦点を当てた「case study」
毎年、エンダースキーマ直営店「スキマ」でエキシビションを開催している「case study」。今回で7回目となる本展が、9月に新しくオープンしたスキマ 恵比寿 2Fフロアにて開催される。
「case study」は、年月や使い方によって生まれるプロダクトの様々な変化の過程を見せるプロジェクト。経年による変化を、使う人それぞれのパーソナルな完成品になっていくプロセスと考える、エンダースキーマが提案する持続的な態度の一つだ。



会場となるスキマ 恵比寿 2Fフロアは、2016年のオープン以来、インラインコレクションの展開だけでなく、期間限定の企画や展示、ワークショップの開催を目的に、仮設と常設を行き来するような、フレキシブルかつテンポラリーな空間としてつくられた。
約90㎡のフロア全体が「case study」で構成される今回の展示は、これまでのイベントの中でも最も多くの経年プロダクトがディスプレイされる。オマージュラインやシーズンコレクションのシューズをはじめ、ウォレットやリビングアイテム、バッグなどさまざまなアイテムが展開。ベジタブルタンニンレザーのナチュラルカラーに留まらないマテリアルやカラーのバリエーション、色味の深まり方、艶の現れ方など、多様なオーナー(所有者)によるプロダクトの表情として見ることができる。



