「Ha’」より、セカンドコレクション『Ha’ Matcha』が、全 9SKU (磁器 3 型 2 色、茶筅、茶杓、クロス) のラインナップでリリースされる。
『Ha’ Matcha』は、日本茶の文化、伝統、精神をベースに、抹茶を共に楽しむための茶器で、磁器の生産はすべて長崎県波佐見町で行われている。
「Ha’」は、長崎県波佐見にルーツをもつ東京西海が、2019 年にスタートしたブランドで、波佐見の「ハ」から名付けられた。デザインは、イギリスを拠点に、L’Atelier d’exercises のカレンダー「Monthly Measure」や Luceplan Spa の照明器具「Curl」、無印良品の「ワールド・ムジ」で商品開発を行ったインダストリアルデザイナーの Sebastian Bergne が担当。
自然を尊ぶ「One Step Closer to Nature (自然を身近に感じること)」をブランドテーマに掲げ、ファーストコレクション『Ha’ Plants』が誕生。楽器や果物をモチーフにした遊び心のある花器は、国内のみならず海外でも高い評価を獲得している。その後はブランドとして、自然に対する敬虔の念を深める新たな方法を模索しながら、『Ha’ Matcha』の開発に着手。監修者に武家茶道の石州流伊佐派 家元・磯野宗明を迎え、明確な創造的ビジョンと茶道の専門知識を融合させた製品が完成した。
セバスチャンは、波佐見で生産が完結できる「波佐見焼であること」 にこだわり、素材には波佐見で日常的に使われる生地や釉薬を採用。また、「Ha’」のもつテーマを表現するために、鹿児島県屋久島にてメインビジュアルが撮影された。
発売は、2022年11月2日から。なお、茶筅、茶杓、クロスは、東京西海の直営オンラインストア
SAIKAISHOP での限定発売となる。
デザイナー
Sebastian Bergne
1966 年生まれ、イギリス出身の Sebastian Bergne (セバスチャン・バーン) は、本質的かつ人間的なデザインアプローチで、日用品を特別なものにすることで知られている。1990 年にスタジオを設立して以来、国際的なデザイン賞を受賞し、広く賞賛されている。彼のデザインは、ニューヨーク近代美術館やロンドンデザインミュージアムに収蔵。1990 年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業後、同年スタジオを設立。豊富な経験により、キュレーター、講師、教育者、そして新進のデザイン才能の指導者として活躍する。
監修
石州流伊佐派九世 磯野宗明
320年以上の歴史を持つ石州流伊佐派の武家茶道は、お茶を精神修養の場として捉えている。石州流伊佐派は、江戸時代に、武士が武士から政治家へと転身する際に、精神を修養するために茶を用いたことが起源とされており、シャープな所作が大変美しいとされている。
東京西海株式会社
陶磁器の町・長崎県波佐見町をルーツにもつ東京西海株式会社は、2013 年に設立され、日々の暮らしの質を高めるロングライフのブランド作りに国内外のデザイナーと共に取り組んでいる。
母体となる西海陶器株式会社は 1946 年に創業。波佐見のビジネスを牽引し、他現地企業と共に日用品としての波佐見焼の価値を高めてきた。1990 年代からは海外支社の設立をスタートし、現在では市場を日本から世界へ広げている。
tokyosaikai.com