BOOK REVIEW / Hi-Res! Amantes sunt Amentes
(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
Official H.P:www.die-gestalten.de (Die Gestalten Verlag )
Official H.P:www.die-gestalten.jp (dgv Japan)
Text by Arata Sasaki
ウェブという産業が生まれてから、インターネットを初めとする新たなテクノロジーが出現した。
その煽りを受け出版業界にも新たな潮流が生まれつつある。
元来、出版物は著名な学者や小説家、評論家などの文化人を筆頭に限られた人間のフィールドだった。
しかしインターネットを介して情報の送り手と受け手の境界線が流動化することで
アーティストはもとよりデザイナーという立場でも本を出版することが可能になった。
ネット上ではサービス自体の対価がなかなかビジネスになりにくい現状だが、
数年後には大きな媒体としての飛躍が期待される。
それにも増してネットから生まれた出版物(それだけに限らず)もより増えてくるだろう。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
そうした時代背景の中から先駆けて一つのアートブックが発表された。
「Hi-Res! Amantes sunt Amentes」(発行:Die Gestalten Verlag[www.die-gestalten.de,www.die-gestalten.jp])は
まさにそうしたWEBから生まれた副産物の成否を占う予言書のようなものだと思う。
しかし、不幸にも時代背景を読む力がないと、このブックは単なるアートブック以上の認識は持てないだろう。
何故なら、これには町に溢れかえっているアートブックとは意味合い的にも一線を画すものだからだ。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
まず、簡単に「Hi-Res!」について説明しなければならないだろう。
「Hi-Res!」はロンドンに拠点を構えるウェブ制作会社でウェブの黎明期から現在まで多くの革命的な作品をリリースしたイノベーティング・カンパニーである。
彼らの特徴としてコマーシャルワークやホームワークというジャンルに拘らず
アート、インタラクティビティを重視したハイブリッドな作品を手掛けることが挙げられる。
そんなHi-Res!だが正直、アートブックリリースの報せには驚かされた。
インタラクティブを売りにしているウェブ制作会社がリリースするのだから
驚くのは当然といえば当然なのだが、、、実は心配すらしてしまった位だ。
しかしである、、、それは全くもって杞憂に終わってしまった。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
作品の見せ方としては1999年から年代順にアーカイブを追っていくのだが、
そのデザインや考え・思考パターンがパッチワークのように組み合わさっていく感覚が素晴らしい。
各々のページで示唆された要素はHi-Res!自らのアイデンティティが形成されていく過程を見ているようだ。
また、更に広義的な眼を持つ人やウェブの黎明期から彼らまた業界を追ってきた人にも、その変遷を辿り時代を感じながら、
その恐ろしいスピードで変化を遂げた業界を客観視するといった違った楽しみ方もできるだろう。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
このブックを観ておそらく多くの人間がこの作品のサイトを訪れてインタラクションを生で感じたいと思うだろう。
そういった方も安心して欲しい。しっかりモーションを収めた付属DVDが同梱されている。
ぜひ音源付きのインタラクションを楽しんで欲しいと思う。
さて、冒頭でこのブックは新たな試み誤解を恐れず言及すれば予言書になると述べたが、
彼らの試みは多くの人間に歓迎され喜ばれるだろう。
特にウェブを主戦場とする多くのデザイナー、アーティストはもとよりプランナーやライター様々な人に大きな希望を与えるだろう。
そしておそらく数十年後、ウェブ黎明期を駆け抜けた足跡としてこの本が指標とされる時が来る筈だ。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
書名:Hi-ReS! - Amantes sunt Amentes -
著者:Hi-res.net
頁数:176ページ
判型:24 x 28cm
言語:英語
仕様:オールカラー版 / ハードカバー / DVD付属
定価:EUR 50,00 / USD 70,00 / UK 35,00
発売:2007年10月
ISBN:978-3-89955-075-7
出版:Die Gestalten Verlag
取扱:全国大型書店
(c) 2008 Die Gestalten Verlag, BerlinOfficial H.P:www.die-gestalten.de (Die Gestalten Verlag )
Official H.P:www.die-gestalten.jp (dgv Japan)
Text by Arata Sasaki
ウェブという産業が生まれてから、インターネットを初めとする新たなテクノロジーが出現した。
その煽りを受け出版業界にも新たな潮流が生まれつつある。
元来、出版物は著名な学者や小説家、評論家などの文化人を筆頭に限られた人間のフィールドだった。
しかしインターネットを介して情報の送り手と受け手の境界線が流動化することで
アーティストはもとよりデザイナーという立場でも本を出版することが可能になった。
ネット上ではサービス自体の対価がなかなかビジネスになりにくい現状だが、
数年後には大きな媒体としての飛躍が期待される。
それにも増してネットから生まれた出版物(それだけに限らず)もより増えてくるだろう。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
そうした時代背景の中から先駆けて一つのアートブックが発表された。
「Hi-Res! Amantes sunt Amentes」(発行:Die Gestalten Verlag[www.die-gestalten.de,www.die-gestalten.jp])は
まさにそうしたWEBから生まれた副産物の成否を占う予言書のようなものだと思う。
しかし、不幸にも時代背景を読む力がないと、このブックは単なるアートブック以上の認識は持てないだろう。
何故なら、これには町に溢れかえっているアートブックとは意味合い的にも一線を画すものだからだ。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
まず、簡単に「Hi-Res!」について説明しなければならないだろう。
「Hi-Res!」はロンドンに拠点を構えるウェブ制作会社でウェブの黎明期から現在まで多くの革命的な作品をリリースしたイノベーティング・カンパニーである。
彼らの特徴としてコマーシャルワークやホームワークというジャンルに拘らず
アート、インタラクティビティを重視したハイブリッドな作品を手掛けることが挙げられる。
そんなHi-Res!だが正直、アートブックリリースの報せには驚かされた。
インタラクティブを売りにしているウェブ制作会社がリリースするのだから
驚くのは当然といえば当然なのだが、、、実は心配すらしてしまった位だ。
しかしである、、、それは全くもって杞憂に終わってしまった。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
作品の見せ方としては1999年から年代順にアーカイブを追っていくのだが、
そのデザインや考え・思考パターンがパッチワークのように組み合わさっていく感覚が素晴らしい。
各々のページで示唆された要素はHi-Res!自らのアイデンティティが形成されていく過程を見ているようだ。
また、更に広義的な眼を持つ人やウェブの黎明期から彼らまた業界を追ってきた人にも、その変遷を辿り時代を感じながら、
その恐ろしいスピードで変化を遂げた業界を客観視するといった違った楽しみ方もできるだろう。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
このブックを観ておそらく多くの人間がこの作品のサイトを訪れてインタラクションを生で感じたいと思うだろう。
そういった方も安心して欲しい。しっかりモーションを収めた付属DVDが同梱されている。
ぜひ音源付きのインタラクションを楽しんで欲しいと思う。
さて、冒頭でこのブックは新たな試み誤解を恐れず言及すれば予言書になると述べたが、
彼らの試みは多くの人間に歓迎され喜ばれるだろう。
特にウェブを主戦場とする多くのデザイナー、アーティストはもとよりプランナーやライター様々な人に大きな希望を与えるだろう。
そしておそらく数十年後、ウェブ黎明期を駆け抜けた足跡としてこの本が指標とされる時が来る筈だ。

(c) 2008 Die Gestalten Verlag, Berlin
書名:Hi-ReS! - Amantes sunt Amentes -
著者:Hi-res.net
頁数:176ページ
判型:24 x 28cm
言語:英語
仕様:オールカラー版 / ハードカバー / DVD付属
定価:EUR 50,00 / USD 70,00 / UK 35,00
発売:2007年10月
ISBN:978-3-89955-075-7
出版:Die Gestalten Verlag
取扱:全国大型書店









Design Conference HIGH5 2
October 6, 2008
2008年11月24日(月 - 祝日)にクリエイティブポータルサイト[HITSPAPER]が主催するデザインカンファレンス[HIGH5 2]が開催されます。HIGH5とは一線で活躍するクリエーターが一堂に会し、自身のクリエイティブフィロソフィーやアートワークのアウトプットフローをプレゼンテーションするトークイベント。スピーカーは、artless / 川上 俊、丹下紘希、Nam、qubibi、Stefan Sagmeister、Wieden + Kennedy Tokyo / +CRUZ。

Toru Nagahama "Layout of Everyday"
October 5, 2008
G/P galleryにて10月10日から、写真家 長浜徹のエキシビジョン「レイアウト・オブ・エブリディ」が開催される。また、本展開催を記念して写真家 小山泰介と長浜徹のトークショーが行われる。司会は『 +81』の山下悟氏が参加。

Quartz Composer Book
October 4, 2008
本書は、Quartz ComposerというMac OS Xの開発ツールを紹介するもので、リアルタイムモーショングラフィックスにおける表現の可能性について、感性とテクノロジーの2つの側面からアプローチする一冊。Quartz Composerが紡ぎ出す、たゆたうモーション・グラフィックスの世界を、Webサイト「未来派図画工作」の鹿野 護氏が紹介する。

Taisuke Koyama ×Gentaro Ishizuka
October 3, 2008
2008年9月1日、アートビートパブリッシャーズ&G/P galleryより刊行となった今最も注目の若手写真家・小山泰介の最新作『entropix』。G/P galleryにて、その出版を記念し、同じく日本の若手写真家・石塚元太良氏と、トークセッションが開催される。

DIESEL XXX & VIRGIN ATLANTIC AIRWAYS CAMPAIGN
September 30, 2008
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"BOZO at Revelations/"
September 30, 2008
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