Gregory Euclide / Interview with Gregory Euclide
gregory_01.jpg
(c) Gregory Euclide
Walking gave unraveling a plane to spill


H.P:www.gregoryeuclide.com/ (Official Site)
Interview by Arata Sasaki


Gregory Euclideは、一瞬で鑑賞者を彼独自のフィールドに立たせる事が可能なアーティスト。
彼の特長である平面をベースとして練り上げられたレリーフは、現世界でコミニケーションが大きく変遷しようとする情報過渡期にシンクロするかのように、鑑賞者の作品に対するコミニケーションをまた一歩向上させているかのようだ。今回は、高校の教師でもあるGregory Euclideに、現在の作風に至るプロセスや自身のフィロソフィーなどを伺った。


Hitspaper:自己紹介をお願い出来ますか?
Gregory生まれは米国中部に位置するウィスコンシン州生まれです。
この地域は1年でも劇的に季節が変化する場所なんです。夏や春には、大地に多種多様の緑が溢れ、冬には、赤い落日、澄んだブルーの影、真っ白な雪を見る事が出来ます。
この場所で成長した事で、大地には様々な概念が複雑に交わっている事を知りました。
それは、自然を愛している私の父親が、まだ私が幼かった頃から"私たちは、大地や森をを歩くことで感情が湧き起こり、そして、自然の機微を知るのです。"と私に話してくれた事が要因だと思いますが。

Hitspaper:Can you tell us your background?
GregoryI was born in Wisconsin, which is in the Middle of the United States.It is a part of the country that experiences the changing of the seasons very dramatically.
In summer and spring the land is full with a variety of greens and in winter there are red sunsets and white snow with dramatic blue shadows.Growing up here alerted me to the complexity of the land.
My father is a nature lover; we would go for walks long through the fields and forests stirring up wildlife and seeing the subtleties of nature.



gregory_02.jpg
(c) Gregory Euclide
I was only the land because I liked the predictable stillness


Hitspaper:いつからあなたの特長である平面とリリーフを混ぜ合わせた作品を制作し始めたのですか?そのターニングポイントと、そのスタイルを選んだ理由を教えて下さい。
Gregoryミックスし始めたのは数年前からですね。以前は、マルティプルで幻想的な装飾模様を描いていましたが、正直満足していなかったのです。
おそらく、鑑賞者はその中で空間や動きなど、その平面上からは完全に理解出来なかったのではないでしょうか。そういう事もあり、私は、もっと中身を深く探求し、より鑑賞者の近い所で表現したいと思っていました。

幻想的な世界観は鑑賞者のイマジネーションが必要です。一般的に風景画を目で見る場合、それは身体認知とはかけ離れています。ですから、そのスペースを埋める身体と結びつくダイアローグ、ハイブリットな場所を創造する事に興味があったのです。もしその空間に描くという(フラットな)表現と描かない(リリーフ)表現の両者を混在させて、その両者のエレメント張力を持たせる事が出来れば、それらのコンテクストを持たせたまま幻想的な世界観を構築できると考えたのです。

Hitspaper:When did you start such technique as you mix conflicting construction between flat and relief?
And could you tell us your turning point that you decided artistic style?
GregoryI started mixing the flat work and the relief work several years ago.I was making landscape paintings with vignettes containing multiple depths of illusionary space and I became dissatisfied with the relationship that this set up.Viewers would stand perfectly still before a flat sheet of paper that described space and motion.I wanted the viewing experience to be more closely aligned with the content.

Illusionary space requires the viewers to use their imagination.As the body stands still at a distance they use their eyes to scan the scene.I was interested in creating a hybrid space where the body would be involved in the dialog.If the works depicted space and also contained space and if the illusion was created with paint but also contained paint not being illusionary; paint just being paint – then I could create a tension between these elements that might be interesting.



gregory_03.jpg
(c) Gregory Euclide
With what arrived as folds and later left meaning


Hitspaper:作品を通じて表現・探求したい事は何ですか?
Gregory
私は自身の視点や経験が、どのように作品に反映されているか興味があります。突き詰めていくと、私が自然の中で経験した事や見てきた事を、とりなす表現や、身体とそのプロセスを連動させる方法を探求しているのだと思います。

Hitspaper:What are you trying to seek and express through your work?
GregoryI am interested in how I view, depict and experience land. Ultimately, I am looking for a way to convey experience of nature that acknowledges our mediated view of land and tries to engage the body in the process.



gregory_04.jpg
(c) Gregory Euclide
If I was the river I was only projecting


Hitspaper:クリエーターにとって最も重要なエレメントは何だと思いますか?
Gregory私にとっては、モノ創りをする事は理論と調和させる事と同義ですね。もし、それが不可能であれば、違う面白い方法を考えると思います。それから、何度も何度もそれを繰り返して行く、、、その過程は決して面白いものではないですが、、、

Hitspaper:What do you think is the most important elements for creator?
GregoryFor me, it is matching the objects I create with the theory that drives me to make them. If they don’t express what I am thinking about in a new and interesting way… then I am just repeating myself… and that is not very interesting.



gregory_05.jpg
(c) Gregory Euclide
Scoring a chorus in the crests that could not be owned


Hitspaper:作品を創ることによってあなた自身の何かを表現していると思いますか?
Gregory勿論です。制作・創造することで、その「何か」を理解しとうと試みていると思います。

Hitspaper:Do you see painting as a way of expressing something within yourself?
GregoryCertainly, these works are about how I attempt to understand something.




gregory_08.jpg
(c) Gregory Euclide
The oranger side of oyster cluster's tiny pockets


Hitspaper:将来のビジョンを教えて下さい。
Gregory今、私は同時にいくつかの作品を仕上げています。おそらく、春には、新しいシュリンクラップ(収縮包装)を使用した作品が完成すると思いますよ。

Hitspaper:Please tell us your future vision?
GregoryI take things pretty much one work at a time. But I am working on some shrink-wrapping techniques that you will see examples of in spring.



gregory_06.jpg
(c) Gregory Euclide
Damp surface push at the collection pool


Hitspaper:世界では深刻な問題が起こっています。経済危機、戦争、テロリズム、環境問題など、これらを改善する為にアートデザインは何する事が可能だと思いますか?
Gregoryすべての対立の根源にあるのは権力だと信じています。もし、アーティストが権力構造に立ち向かえば、それらの権力に終止符を打てるかもしれません。しかし、私自身、権力に向ける闘争心があるかわからない。それらの闘志は、何処かに存在するでしょう、、、性別の中に、都市の中に、国のなかにイデオロギーの中に。しかし、私にはその闘志が私の何処にあるか想像するのが難しいのです。

Hitspaper:Do you think that “Art & Design” could be the solution for serious problems happening in the world like finance crisis, war, terrorism or environment, issues?
GregoryI believe all conflict is based on power. If artists work towards eliminating the power structures that exist we may end these conflicts.
BUT I don’t know of a time where there was no power struggle. These power struggles exist everywhere, between genders, between cities, between nations, between ideologies.It is difficult for me to imagine this lack of power struggle anywhere outside of my own head.



gregory_07.jpg
(c) Gregory Euclide
As if muting the land was part of knowing


Hitspaper:最後に日本に向けてメッセージを戴けますか?
GregoryLOVE

Hitspaper:In conclusion, can I have the message from you to Japanese people??
GregoryLOVE





---

hitspaper_eyes.gif


大自然の中で生まれ育ち、大自然を愛する人間は、その大地の上では勧善懲悪ではない残酷なまでの厳しさと雄大さ、柔らかさと優しさ、そして美しさがある事を知っています。その中には、きっと神が宿っていると。
Gregory Euclideのフィロソフィーにはその神を鑑賞者に心身共にそれぞれのコンテクストを持たせたまま、感じ取って欲しいという憶いがあると感じました。また、他にも、人間の理論と大きな大自然との調和の在り方、権力構造への闘争の在り方(彼の場合、自身の頭の中にどう存在するか)など非常に興味深いキーワードが多く出たインタビューだったと思います。こういったワードが出る度に、アートは表現手段であり(アートに限った事ではないですが)、目的ではないと強く感じます。こういう事を突き詰めていくと、次代のアートは面白い方向性に転びそうな予感がしますね。今後、Gregory Euclideを注目する事で、もう少し、見えてくる事があるかもしれません。

---




btn_back.gif













Gregory Euclide / Interview with Gregory Euclideに関連したエントリー

Trackback(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: Gregory Euclide / Interview with Gregory Euclide

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://antenna7.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1722

Offer Commentary

Circuit (Arata Sasaki)
 _Hitsme! Co.,Ltd.
 _High5
 _Weblog
 _Mixi Community
kotenhits! (Takashi Kawada)
 _Kotenhits!
sbr (Subaru Matsukura)
 _Ovaqe
 _Aldebaran™
nssgraphica(Munehiro Machida)
 _Nssgraphica
entropix - Taisuke Koyama
March 31, 2009
G/P galeryにて、2009年4月24日(金)より5月下旬まで、小山泰介個展『entropix』が開催される。 小山は刻々と変化していく都市を生物や自然と同じような有機体としてとらえ、都市の新陳代謝のような人工物の表面や状態、現象の細部をデジタルカメラで撮影し、有機的で抽象度の高い写真作品を制作している今最も注目の作家。
Wieden+Kennedy: A story of who we are
March 26, 2009
クリエイティブエージェンシーWieden+Kennedyのブランドブック“A story of who we are:私たちの物語”がリリース。このブックは世界中にある全7オフィスをフィルターにして、ワイデン+ケネディのユニークなストーリーを紹介し、150ページのハードカバーの1冊に納められ、それぞれのオフィスのカルチャーガイド、同社の創立者であるDan Wiedenのステッカー、東京オフィス発の音楽レーベルW+K TokyoLabのCD/DVD、そして本の裏表紙に埋まっているUSBメモリスティックで構成されている。
Soothe one-man live 2009
March 25, 2009
津軽三味線・和太鼓・ギター・ベース・ドラムからなるインストゥルメンタル ジャムバンド[Soothe]が、2009年4月25日(土)に、duo MUSIC EXCHANGEにてワンマンライブを開催する。今回のワンマンライブでは、ミュージシャンはもちろん、世界的に有名なアーティストとの映像によるコラボも予定している。初夏には3枚のアルバムも、リリースされる予定で、今回は、特別にLive会場のみでの先行発売もおこなわれる。今後注目のバンドだけにぜひ足を運んで欲しい。
DIESEL UNIVERSITY
March 23, 2009
イタリアのプレミアム・カジュアル・ブランドDIESELがディーゼルのモバイルサイトと全国のディーゼルストアにて、2009年3月11日(水)~4月7日(火)の期間限定のDIESEL UNIVERSITYを開校している。ディーゼルのモバイルサイトではDIESEL UNIVERSITYのモバイルコース“DIESEL CHALLENGE”を開講。ディーゼルにまつわるPOP QUIZを実施する。
Hackney Flowers
March 7, 2009
G/P galleryにて2月27日(金)から、今世界で最も注目される写真家の一人、スティーヴン・ギルの日本初個展となる『Hackney Flowers』を開催中。作家の代表作である同名のシリーズは全47点で構成されており、今回はオリジナルプリントを10点展示、また本展会期中には同シリーズ全47点を含めたオリジナルプリントを販売している。
Factory and Fantasy
March 7, 2009
仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアムの平成20年度助成事業であるfeslabがプロデュースするイベントが2009年3月17日(火)〜29日(日)の会期で開催。テーマは「交差」。現実と空想、音楽と映像、光と影、過去と未来、視覚と聴覚といった境界線そのものを体験するインスタレーションの展示となっている。