artless / Interview With Shun Kawakami
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H.P: www.artless.gr.jp
H.P: shunkawakami.jp
Interview by arata sasaki


グラフィック、インタラクティブ、映像、インスタレーションなど、ジャンルの括りを飛び越えて様々なアートディレクション/デザインを行うクリエイティブスタジオ[artless]。
その創始者でもある川上俊氏は昨年で、デザイナー歴10年を迎えたという。
今回は、同氏が10年という節目で、何を思うか、またここに至るまでの経緯とそのバックボーンを中心にインタビューしました。


Hitspaper:Hitspaperリニューアル一発目のエントランスアートワークありがとうございます。
なかなかこうした形でゆっくり話を聴くことがないので貴重です。
さて、俊さんはデザイナーなって昨年でちょうど10年経過したそうですね。
その間、artlessとしての活動は何年になりますか?
ShunShun : フリーランサーとして活動を始めたのが2000年なので約7年ですね。
といってもそれ以前、デザイン事務所に勤務していた時から、パーソナルワークでその名前を使っていましたが。


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Hitspaper:フリーランサーになるまではどんな経緯だったんですか?
Shunフリーランサーになる前は、3年間デザイン事務所に勤務していました。
広告系の仕事ですね。マンションの広告やカタログ、パンフレット、ロゴ制作までトータルで任されていました。予算が多いと色々出来るんで楽しいんですが、ないとこれが辛い (笑)
ただ、やはりロゴ制作を含むトータルディレクションをした事は、今に繋がっていると思います。
その後、ちょうど3年目ですね、、、N.Y.に行きたいからという理由で、休暇願いを会社に出してN.Yに行きましたね。
昔からN.Y.のデザインに憧れていたので。
ちょうどN.Y.行ってる時にあるファッション関係の会社から声が掛かって一つのブランドが新規で立ち上がるから、プロデュースしてみないかとメールが来たんですよ。
かなり大きな仕事だったし、やる気もあったんでN.Y.から戻って来てから、事務所に「すいません、辞めます」と。(笑)


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Hitspaper:
面白いですね!話が前後しますが、元々デザイン志望だったんですか?
Shun ずっと小中高で僕はサッカーをやっていて、サッカーでプロは無理だとわかったので、第二志望のデザインに興味を持ったんですよ。
正直、中学の友達が今の僕を見たらびっくりすると思います。
かなりのサッカー馬鹿でしたから。プラティニとジーコが僕のアイドルでしたしね。



Hitspaper:プラティニもジーコも共通点がいくつかありますね。しなやかで線が細いし、柔らかさがあります。
Shunおそらく僕のベースはサッカーですよ。
「デザインもスポーツみたいにするね」って、言われたことがあります。
反射神経でデザインするみたいな、、、
打ち合わせしながら絵を実際描いてて、打ち合わせが終わる時点になると、ある程度デザインが出来てますからね。
サッカーもボールが来てから考えてたら全然遅いし、身体が勝手に動かなきゃ、いいプレイヤーではない。
逆に、打ち合わせが終わって帰る時、デザインが見えてないと長引きます。



Hitspaper:スポーツですか、、、興味深いですね。ではそういった反射神経を養うにはどうしたいいですか?
Shun
いいモノを見ること、感じる事、求める事、じゃないですかね、、、
それはデザインだけでなく映画や音楽などあらゆるモノの事ですが。
最近だと、本や人のデザインは見なくなってしまいましたね。
今は文化的なモノ、例えば染め物とか、古地図とか日本画とか。
トレーニングだと思います。
色んな場所に行って経験する、、、好きな言葉で"移動距離はクリエイティビティに比例する"って言葉を聞いたことがあるんですが、まさにそれを象徴しているのではないでしょうか。




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Hitspaper:なるほど。そうやってスタイルを確立していかれたのですね。
そういえば+81も長いことデザインされてましたね。
Shun+81は2001年から2007年までかな?たしか、、ちょうど6年位ですかね。
僕自身もそろそろエディトリアルデザインとは、違う所をやってみたかったということもありますし、+81の10周年でそのエキシビジョンがN.Y.で開催されたのですが、その際、編集長の山下悟さんにキュレーションしてもらったこともあり、ある意味、その経験も意識の変化として大きいと思います。



Hitspaper:WEBの業界でアートディレクションやデザインをされているのはいつごろからなんですか?
Shunウェブは元々、artlessのグラフィック作品をギャラリーみたいな感じで制作していたのが始まりです。
99年のウェブ年鑑に載ったことから、そちらの仕事が多くなりました。



Hitspaper:なるほど。それでは俊さんがクリエーションする上で大事にしていることを教えて下さい。
Shun僕はデザインやプロダクトから好きになるというよりは、デザイナー自身が好きになりますね。
例えばイームズというデザイナーが好きで、彼の人生観が好きで、その彼の生み出すプロダクトが好きになる。
それから、引き算をしていくデザインや考え方ですね。ミニマリズム?
不要なものを消去していき、結局、残ったものは捨てられないから重要なモノだという考え方です。


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Hitspaper:ありがとうございます。それではパーソナルワークについて教えて下さい。
今年はどういった活動をする予定ですか?
Shun去年はnullのようなグループでの活動を中心にやっていたので、今年は、もう少し小さくソロ活動に近いことをしようかなと思っています。
具体的には僕のグラフィック見て音を制作してもらうようなこともしていたりします。ミュージシャンのLeo君のアイディアなんですが。
それで、作品の前にヘッドフォンを置いてグラフィックを鑑賞してもらいながら、制作した音楽を聴いてもらうみたいなこともいいかなと。


Hitspaper:場所は決まってますか?
Shun6月にミラノを予定しています。それからシンガポールも考えています。去年、シンガポールデザインフェスティバルにて、nullとして、Dual Sessionというエキシビションをしまして、かなり好評だったので。ギャラリーから、またやろうと言われています。最近は国内でやることよりも、僕自身が違う文化の人間に自身の作品がどう感じるか?、どう見えるのか?ということに興味があるので、海外でのエキシビションの予定が多いですね。


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Hitspaper:そうなんですね、、、東京でも企画考えます。そういえば、今年から俊さん自身の環境が変わりましたね。
今後はどういった方向性で活動して行くのでしょうか?
Shun今思うことは、デザイン業界に入ってちょうど10年、自分なりに国内で活動してきたという感覚があって、次の10年は、もっと世界に視野を広げて、10年後のありたい自分を考えています。
まだ、明確ではないんですけどね。
新しい自分の置き場を求めて、素直に自分のデザイン、作品制作をしていきたと思っています。 
よりデザイナーでありたいというか。一人の作家でありたいというのか。
僕の好きなデザイナーはやっぱりみんな個なんですよね。
上手く言えないけど、サッカーに例えると南米のスタイルが好きなんですよ、、、
ブラジルやアルゼンチンなどの個人技で魅せるサッカー(笑)


Hitspaper:最終的にサッカーに繋がるんですね(笑)
Shunそうね(笑)






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Design Conference HIGH5 2
October 6, 2008
2008年11月24日(月 - 祝日)にクリエイティブポータルサイト[HITSPAPER]が主催するデザインカンファレンス[HIGH5 2]が開催されます。HIGH5とは一線で活躍するクリエーターが一堂に会し、自身のクリエイティブフィロソフィーやアートワークのアウトプットフローをプレゼンテーションするトークイベント。スピーカーは、artless / 川上 俊、丹下紘希、Nam、qubibi、Stefan Sagmeister、Wieden + Kennedy Tokyo / +CRUZ。
Toru Nagahama "Layout of Everyday"
October 5, 2008
G/P galleryにて10月10日から、写真家 長浜徹のエキシビジョン「レイアウト・オブ・エブリディ」が開催される。また、本展開催を記念して写真家 小山泰介と長浜徹のトークショーが行われる。司会は『 +81』の山下悟氏が参加。
Quartz Composer Book
October 4, 2008
本書は、Quartz ComposerというMac OS Xの開発ツールを紹介するもので、リアルタイムモーショングラフィックスにおける表現の可能性について、感性とテクノロジーの2つの側面からアプローチする一冊。Quartz Composerが紡ぎ出す、たゆたうモーション・グラフィックスの世界を、Webサイト「未来派図画工作」の鹿野 護氏が紹介する。
Taisuke Koyama ×Gentaro Ishizuka
October 3, 2008
2008年9月1日、アートビートパブリッシャーズ&G/P galleryより刊行となった今最も注目の若手写真家・小山泰介の最新作『entropix』。G/P galleryにて、その出版を記念し、同じく日本の若手写真家・石塚元太良氏と、トークセッションが開催される。
DIESEL XXX & VIRGIN ATLANTIC AIRWAYS CAMPAIGN
September 30, 2008
イタリアのプレミアム・カジュアル・ブランドDIESELが、30周年を記念して世界17カ国で"DIESEL XXX"として同日開催される。日本では2008年10月11(土)、幕張メッセにて行われる。
"BOZO at Revelations/"
September 30, 2008
アート・ディレクター / ペインター等の活動をしているSHOHEI TAKASAKIがスタートさせたプライベート・ シリーズ「BOZO SKELETON」が、セレクトショップRevelations/にて「"BOZO" at Revelations/」として開催される。