京都の豊かな知恵を体感できるパーソナル・コンフォート・ホテル「THE THOUSAND KYOTO」

 

 京都の長い伝統の中で息づいてきた文化と美学を体感できるパーソナル・コンフォート・ホテル「THE THOUSAND KYOTO」が、今年1月29日、京都の玄関口・京都駅前にオープンした。全222室、JR京都駅前では最大の平均客室平米39.5㎡という、アッパーアップスケールの都市型ホテルだ。特長は構成する空間・サービス・体験すべてにバックストーリーがしっかり存在するということ。日本を牽引するプロフェッショナルなクリエイターがゲストの体験・目線を逆算して、人の心の機微にそった豊かなストーリーを紡ぎあげている。
 THE THOUSAND KYOTO を目にしてまず感じることは、直線美が印象的な、繊細で凛とした日本の建築美だろう。奥行き、重ね、透かし、道行きといった日本の空間における伝統作法が用いられ、豊かな緑と近代性を象徴する心地良い秩序性が建築とランドスケープの関わりから生み出されている。この空間には、京都駅からわずか数分という立地のランドスケープに鑑みて、今の時代による[市中の山居]を表現することが意図されているという。
 ホテルの細部まで一貫して行き渡っているのは、シンプルな空間に、光・緑・アートで艶を添える「コンフォート・ミニマリズム」というデザインコンセンプトだ。アッパーアップスケールのホテルに位置しながらも、単なる高級ではなく高品質なセンスとコンフォートを追求し、華美な装飾ではなく、引き算から生まれるシンプルなデザインをベースにすべてが設えられている。非常に京都らしい知恵と美学がここには存在していると言えるだろう。