世界的な課題となっている廃棄物問題に応えるため開発された、アップサイクルによる硬質繊維ボードReally
Really (リアリィー)は、世界的な課題となっている廃棄物問題に応えるため、デンマークのテキスタイルメーカー Kvadrat(クヴァドラ)によってグループブランドとして開発された。デザインや建築業界が循環型経済を見据えた資源の利用について再考することを目標とし、アップサイクルによる硬質繊維ボードという形に落とし込まれている。
積極的にデザイナーやアーティストとコラボレーションプロジェクトを行っており、4月に開催されるミラノサローネでは、世界で活躍する7名のデザイナー・アーティストが参加。インテリアの素材における硬質繊維ボードの汎用性を探求し、コンセプト作品を展示することで、循環型経済の実現に向けたアップサイクルによるテキスタイルの進化と可能性を示唆する。7名は、Benjamin Hubert、Christien Meindertsma、Claesson Koivisto Rune、Front、長坂 常、Jonathan Olivares、Raw Edges、ヨーロッパ、米国、日本から現代を代表するデザイナーらが参加する。
また、プロジェクトでは、繊維廃棄物からつくられた新素材「ソリッドテキスタイルボード」ベンチをデザインしたマックス・ラムにフィーチャーし、対話を重ねるなど、多くのデザイナーと協力しながら、これらの活動を広げている。国内での展示は未定だが、機会があれば是非ミラノサローネでチェックしてみてほしい。
Really
reallycph.dk