収めるもの、包むもの、膜、よりしろ、生命・感情を包む躰。市川陽子・林志保「いれもの」展
工芸・アート・デザイン・フードなど領域を問わない表現を通じて、これからの時代を共に生きる作家にフォーカスし、地域の土と外からの風の交わる場所となることを目指している、岐阜県美濃加茂市の Gallery crossing にて、市川陽子・林志保による「いれもの」展が開催される。会期は、2018年6月9日(土)~24日(日)。
林志保は陶芸作家、そして、市川陽子は動物の皮に漆を塗った「漆皮(しっぴ)」という技法を用いる作家で、共に大学で漆工芸を学び、現在それぞれの手法で製作をしている。テーマは「いれもの」のかたち。収めるもの、包むもの、膜、よりしろ、そして生命や感情を包む人間の躰まで。捉え方を変えると「いれもの」は多様なかたちを持つ。二人の作家が生み出す作品にはいったいどのようなものをいれることができるのだろうか。ぜひ、足を運んでいただき、実際その空間の中で体感してほしい。