ポストクラシカル、エレクトロニックを行来する、Grandbrothers の新作アルバム『Open』
強烈な印象を与えたデビューアルバム『Dilation』から3年、現在、ポスト・クラシカルユニットとして注目を集める Grandbrothers がセカンドアルバム『Open』をリリースする。
Grandbrothersは、ジャイルス・ピーターソンのコンピレーション『Brownswood Bubblers Ten』に収録されたり、年間ベストトラックとして取り上げられるなど、多くのDJから大きな賞賛を受け、Bonobo、HVOBとツアーを行うなどヨーロッパツアーやフェスの出演も多く決まっている、今注目のアーティストだ。
ピアノの可能性を追求した彼らのサウンドは、プリペアド・ピアノとプログラミングを融合させたサウンドで、エレガントで感傷的なメロディーとリズミカルなトラック混ざり合った美しい楽曲。相容れないピアノという肉体的な楽器とプログラミングのクールな雰囲気が彼らにしか出せない独特の世界観を表現している。
新作の『Open』は、静寂の中ゆっくりと奏でられるピアノは電子音の壮麗な響きと共に大きな昇華点を迎え、空気と混ざり合い聴き手に届けられているかのような音の粒子を体で感じさせてくれる作品。”理想は夕方にはフィルハーモニーホールで演奏し、その後にクラブで演奏することだ”と語る彼らは、ポストクラシカル〜エレクトロニック〜現代音楽を行き来する貴重な存在と言えるだろう。
PVなども秀逸なので、未視聴の方は、ぜひチェックして見てほしい。