Nam / Interview With Takayuki Nakazawa & Hiroshi Manaka

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(c) Nam


H.P : n-a-m.org
Interview by arata sasaki

グラフィックデザイナーである中沢貴之とフォトグラファーである間仲宇によって結成されたアーティストユニット。
現在では10人を超えるアーティストグループにまで成長している。
異次元に迷い込んだようなアートワークから思わず魅入ってしまう作品まで、今回は多くのことが謎に包まれた彼らにインタビューしました。


Hitspaper:まずはNamを始めたきっかけを教えて下さい。
Nakazawa 今まで自分のポートレイトがなくて、フォトグラファーの間仲くんに撮影をお願いしたんです。
それで撮影が終わって普通のポートレイトだけでは面白くないので、顔に外国の映画のポスターを切り刻んでコラージュしたんですね、、、
その出来上がった奇妙な自分の写真をモニターで見ている時、『アンダルシアの犬』っていう夢ばかり集めた変な映画がなぜか連想されて、
その後フッと物体というか本のイメージがサイズ感とか仕様を伴って脳裏に浮かんだんです。変な夢ばかり集めた本。
間仲くんにその事を伝えたら、「それ面白いですね」という展開になってスタートしたのがきっかけですね。


Hitspaper:サイズから入ったんですね?
Manakaそうですね。ですから初めはどういった展開になるか全く予想も出来ませんでした。


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(c) Nam


Hitspaper: Namさんの作品は非常に面白い世界観ですよね。これは意識して創られているのでしょうか?
Nakazawaそうですね。夢で見たものとかふっと思った閃きとかを具現化するということがコンセプトです。
色んな夢を連想ゲームのように繋げて一つの世界観を構築したかった。


Hitspaper:現実のものではないとは思っていましたが夢なんですねコレ!
睡眠中に見る夢ですよね?しかし、それぞれの夢を繋ぎ合わせるのも難しいのではないですか?
Nakazawa 初めは夢とか妄想を伝える事自体、恥ずかしかったんですよ(笑) お前こんな事考えているのかって(笑)
それに全く通じないんですよ!自分の夢を正確に他人に伝えるのは難しいんです。
抽象的すぎて、、、
Manaka正直、初めは僕も全くわかりませんでした (笑)
Nakazawa あと、実際夢って脈略とか理屈とか一切無視してきますからね。それでも寝てるときは納得して見ている。
ただ並べるだけで整合性なんてむしろ必要ないんです。


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(c) Nam


Hitspaper:それぞれの夢であるのに統一感があるのは何故でしょうか?
何か秘策があるんですか?
Manakaそれぞれバラバラの夢を統一化する為に、一応、ルカちゃんという女の子が見る夢という設定があります。
それで本の中ではルカちゃんが4回眠るという構成で展開しようと思っていますね。


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(c) Nam


Hitspaper:お聞きするのを忘れていたのですが名前の由来は何でしょうか?
Nakazawa何だっけ?(笑)
Manaka何でしたっけ?(笑)
NkazawaNakazawa : 始めは中沢と間仲の頭文字をとってNAMにしようかと、、、
Manaka : 本当、特に意味はなくて思いつきなんです (笑)


Hitspaper:現在メンバーは何人くらいいるのですか?
Nakazawa10人くらいでしょうか、、、特別スカウトした訳じゃなくて自然と集まってきたメンバーなんです。
多くの人に参加してもらって夢の幅が広がってきましたね。美術家の飯田竜太さんとか、ヘアメイクやスタイリストとかいろんな方が気軽に参加して頂いて感謝しています。



Hitspaper:海外の匂いがする写真が多い気がするのですが、海外で撮影も行っているのでしょうか?
Manaka 実はネパールに行ってきました。
Nakazawa鳥を探しに行こうかなと (笑)そこで鳥少女を撮影してきました。


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(c) Nam


Hitspaper:非常に興味深いですね。鳥少女って何ですか?
Manakaネパールのポカラではちょとした丘とかで鷹とかが人の周りを自然に飛んでいるですよ、、、
それで予め用意しておいた衣装を、村人お勧めの村一番かわいい!という女の子に着てもらって
丘を走ってもらいました。 そうしたらなぜか鷹がわらわらと寄ってきちゃって (笑)
Nakazawa飛ぶっていうメタファーだけ先にあって思いつきで行ったのですが、いました (笑) 行けばいるよっていう。



Hitspaper:作品を制作される上で大事にしていることは何ですか?
Nakazawaこれはかなり意識してるのですけど、"小さな閃き"というのをとても大事にしてます。Namの制作は"小さな閃き"の事なんだと思うくらい。
小さなというのは大きさとかのサイズの事ではありません。
子供がこんな事閃いちゃったというのを、大人の思惑で聞いてしまったら非常につまらないというか、すぐ潰れちゃういますよね。
それをそのまんま、中間に何も挟まないでストレートに具現化するというのもひとつ大事な創造力だと思うんです。
理屈でそれは違うと簡単に否定するのではなく、、、
ですからアイデアが出る時は非常に簡単ですね。単なる思いつきですから。やるのは大変ですけど(笑)


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(c)
Nam


Hitspaper:なるほど。僕が最初にNamさんの作品を拝見した時、
純粋に好きなモノを創りたいというピュアなパワーを感じたんです。
Nakazawaそうですね、、、あくまで気分の話ですけど70年代後半に沢山出た英国のパンクバンド達に意識はちょっと通じているのかもしれませんね。
お金とか全然かけないでね、気分先行勢い重視でシングル盤を作っちゃう感じ。身の回りにあるものだけで自分達でやっていく感じというか。
Manakaお金をかけないバンド(笑)
Nakazawaこういった機会ですので言いますが、間仲くんがギターで彼がいないとNamの音が出ないみたいな、、、そういうチーム感こそ大事な事なんだなと思います。



Hitspaper:楽しそうですね、、、スタジオでもこんな雰囲気なんですか?
Manakaスタジオも楽しいですね。ちなみに中沢さんがたぶん一番子供ですよ。
無茶ばかり言う!僕は一応カメラ持っているので少し冷静なんです。
けれど、その無茶ぶりを何処まで実現できるかそれが鍵ですし、Namらしさなんだと思います。



Hitspaper:何となくスタジオの風景が見えて来ました。最後に今後の予定を教えて戴けますか?
Nakazawaそうですね、、、夢なんで予想できません (笑)  むしろ予想しなかった方向に勝手に飛んでっちゃって欲しいかも (笑)
ただ夢を見る人が増えてどんどん参加して欲しいですね。音や映像もやってみたいし、、、
ですから参加したいって人はどんどん入ってきてもらって。
それから年内に本も出版したいと思っています。何処かこんな本を出しても良いという勇気ある出版社さん募集中です。


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(c) Nam+Ryuta Iida


Hitspaper:素晴らしいブックになりそうですね!期待しています。
長いインタビューありがとうございました。
Namこちらこそありがとうございました。









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