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Woog / Gino Woo

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Nike Sportswearのビジュアル。


昨年10月にご紹介したNike Chinaの広告キャンペーンで、 クリエイティブ・ディレクターを担当していた香港出身のWoogことGino Woo氏は、Wieden+Kennedy(以下、W+K)東京での5年間の経験を経て、現在はW+K上海に勤務しながら、アーティスト活動を行ってい る。16歳で渡米してから、LA、サンフランシスコ、東京、そして上海と各都市を回ってきたWoo氏に、自身の作品や上海の広告業界についてのお話を伺っ た。


- Ginoさんは香港出身でいらっしゃいますが、非常に国際的なバックグラウンドをお持ちで、日本のW+K東京でも5年間勤務されていたそうですね。W+K東京では、どのような経験を積まれたのでしょうか?

Gino Woo: W+K 東京LABでは、2003年にロウンチした音楽レベールでフリーランス・デザイナーとして勤務していました。その後、LABとエージェンシーの両方でアー ト・ディレクターとなり、LABの方ではアーティスト達のパッケージからミュージックビデオまでのあらゆるビジュアル・コミュニケーションを担当し、エー ジェンシーの方では、NikeやGoogle、MTVなどのクライアント・ワークを担当しました。仕事と遊びの程よいバランスを保っていましたね。

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W+K東京LABに在籍時に制作された、DJ UPPERCUTのためのアートワーク。

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HIFANA「FRESH PUSH BREAKIN’」のパッケージ。

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2008年に行われたGoogleのキャンペーン「Googleで、できること。」のイベント告知広告。

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NIKE AIR FORCE 1のフリーペーパー。


- 2009年には、W+K東京からW+K上海へ転勤されましたね。その経緯と、上海へ行く決心をされた理由を教えて頂けますか?

Gino Woo: 私 は中国人ですので、中国のために作品を作ることに対して自然と好奇心が湧いていました。W+K上海への転勤は、随分前から私のクリエイティブ・ディレク ターとの間で話題に上っていて、2009年の夏についに上海オフィスでNike Chinaのプロジェクトに関わるチャンスがやって来たのです。私はすぐにYesと返事をしました。プロジェクトは次から次へとやって来て、気づけば上海 に来て2年が経ちます。



- 上海では現在、どのようなプロジェクトに関わっていらっしゃいますか?

Gino Woo:上海でのクライアントは主にNikeで、Nike BasketballとNike Sportswearのプロジェクトを担当しています。

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Nike Basketballのビジュアル。

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同じく、Nike Basketballのビジュアル。


- 東京と上海の両方のW+Kに勤務して、何か違いを感じられましたか?

Gino Woo: カオス対カオスx10、という感じでしょうか(笑)。しかし、これはW+Kのスタイルで、エージェンシーはカオスで成長すると思います。お決まりのやり方はなく、全ての過程はとても本質的なもので、心の奥から湧き出てくるものです。



- 中国の広告に関してお伺いします。中国は国が大きく、国内でもライフスタイルに大きな差があるため、地域によって打つ広告のスタイルを大幅に変える必要があると聞きます。上海の人々に受け入れられやすいスタイルやテクニックというものがあれば教えてください。

Gino Woo: 市場に合わせた戦略は確かに必要だと思いますが、最初に必要なものは素晴らしいアイディアです。素晴らしいアイディアがなければ、どんなスタイルやテクニックも、単なるスタイルとテクニックでしかありません。

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Nike Sportswearのビジュアル。香港の人気クリエイター、マイケル・ラウやエディソン・チェンをフィーチャー。

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Nike Sportswearのビジュアル。


- 日本では、アパレル系ブランドなどによるインタラクティブな広告やキャンペーンを頻繁に目にするようになりました。上海ではいかがでしょうか?

Gino Woo: 上海でも同じような状況ですね。デジタル広告は中国でもとても人気があり、W+K上海が担当したプロジェクトでもいくつかありますよ。例えば、Nike Sportswearのために昨年制作したインタラクティブ・フットボール・マッチや、インタラクティブ・コミック・ブック。数ヶ月前には自社で上海ガイドiPhoneアプリを制作し、最近はNike RunningのiPhoneゲームアプリ制作を終えたばかりです。



- 日本から中国の広告業界を拝見していると、複数の国際的な大手代理店の存在は感じられますが、日本のように小規模でも活躍している制作会社の存在がなかなか見えてきません。そのような制作会社は存在するのでしょうか?

Gino Woo: 広告の領域においては、中国はまだ成長途中だと言えます。ただ、すぐに頭に思い浮かぶのは、インタラクティブ・デザイン・チームのSupernatureです。彼らはW+K上海と頻繁にコラボレーションを行っています。



- Ginoさんの今後の予定を教えてください。

Gino Woo: 現在、ロンドンのNeasden Control Centreとのコラボレーション作品をフィーチャーする小規模の展示の準備をしています。4月1日から1ヶ月間、O.WWという上海のファニチャー・ショップで開催される予定です。詳細については、mw companyのブログを確認してみてください。



- では、最後にGinoさんの上海のお勧めスポットをひとつ教えて頂けますか?

Gino Woo: ありきたりではありますが、バンド(外灘)が大好きで、妻と一緒に色々なホテルに滞在して、新しいカフェやレストラン巡りをするのが好きです。この調査は永遠に終わらないでしょうね。





Woog (Gino Woo)

Art Center College of Designのグラフィックデザイン卒業。Woog (Gino Woo) は、クリエイティブ・ディレクター、デザイナー、タイポグラファー、イラストレーター、そしてアーティストである。香港で生まれ、80年代のニューロマン ティック時代に育ち、DJになるという夢を持ちつつも、グラフィック・ペインターとなる。今では隠れDJとして、鉛筆でビニール盤ではなくペーパーをスク ラッチしながら、自分のルーツや記憶、受け継いだ文化をたどって新しいタイポグラフィーやビジュアルを生み出し続けている。2011年4月1日(金)から は、上海市内のファニチャー・ショップ「ORIGIN WOODWORK」にて、展示開催が決定している。
http://woog.co/

「Residuum Unknown (名もなき残余)」
会期:2011年4月1日(金)〜4月24日(日)(*予定)
会場:ORIGIN WOODWORK
住所:114 Wan Ping Rd. Shanghai, China(上海)
ウェブサイト:http://originwoodwork.com/
http://www.mw-company.com/

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