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Beijing Fashion by STYLITES

stylites1.jpg(c) stylites.net


欧 米化が進み、英語だけでも生活出来てしまう上海に比べ、北京では北京語を話せなければ、現地のコミュニティに入っていくのは難しいと言われている。しか し、その一方で、中国本土で最も文化が発達しているのは好奇心にあふれた上海ではなく、歴史や古い習慣を重んじるイメージのある北京だと言う人が多い。以 前、ご紹介したCarsick Carsを はじめとする一連のバンドブームや、言わずと知れた現代アートブームなど、確かにこれまでにも北京発のカルチャー・ムーブメントについて耳にすることは多 かったように思う。では、ファッションはどうだろう?今回は、北京の街で撮影したストリートスナップを自らのブログ「STYLITES」で紹介する、 Nels Frye(ネルズ・フライ)さんにお話を伺いながら、北京キッズのファッションをご紹介していきたい。



- まずは「STYLITES」について簡単に教えて下さい。

Nels Frye: 「STYLITES」は、現代中国の自己表現の開花を捉えたもので、北京で最も魅力的なストリートキッズの姿を写真で記録しています。きっかけは、2007年のある夜、長安街を歩いていて、キリストを彷彿させる不思議な浮浪者(「不思議な浮浪者」) を見かけたことでした。彼は口ひげを生やしていて、杖を持ち、アディダスのようなスニーカーを履いて、チェックのコートを着ていました。そこで、彼の写真 を撮り、STYLITESに掲載したところ、様々な反響があったのです。それから徐々に少し変わった人々の写真を撮るようになり、同時にストリート・ ファッションにフォーカスするブログへと変わっていきました。



- Nelsさんは2007年以来、ずっと北京のストリート・ファッションをご覧になってきたかと思いますが、始めた頃と比べて現在はどのように変わったと思われますか?

Nels Frye: 以前より人々がスタイリッシュになったのか、それとも私がそういう人たちと関わるようになったのか、その辺りは判断出来ませんが、一般的には世界的なトレ ンドに気づき始めて、少なからずブランド志向になってきたように思います。流行に敏感な人たちや、流行に敏感になろうとしている人たちは、4年前に比べて 確実に増えました。また、買い物が出来る場所も北京では劇的に増えましたし、海外でショッピングを楽しむ人も多くなりました。私のブログに登場するような 人たちだけでなく、全体的に以前よりお洒落になったと思います。



stylites2.jpg(c) stylites.net



- 現在の北京のストリート・ファッションで何か特徴はありますか?

Nels Frye: 独 特な北京スタイルがあるかというと、それは難しいと思います。言うまでもないですが、東京のように個性的なサブカルチャーがいくつも存在する訳ではありま せん。ただ、北京の人々のファッションは、パリや殆どのNYの人よりも確実に進んでいると思います。ハーレムパンツを履いたお洒落な人に出会う確率は、他 のどの街よりも高いでしょう。服装という点では、伝統的なものは少なく、流行を追うか、何かを再解釈するか、それとも何かの真逆を行くか、といったところ です。つまり、良くも悪くも北京の人々は自由なんです。



- お洒落な若者達が集うエリアなどはあるのでしょうか?

Nels Frye: 北 京には歩いて楽しめるようなエリアは少ないですし、東京やロンドンやNYのように、外を歩く時はお洒落でなければならないような街とも違います。ブランド のパーティーやファッション・ショー、アート・オープニングなどに行けば、お洒落な人はいますが、もしどうしても場所を選ぶとすれば、バー街として有名な三里屯(サンリートン)、古い路地が残る鼓楼(コロウ)地区や五道営胡同(ウーダォイン・フートン)でしょうか。



stylites3.jpg(c) stylites.net



- 北京の最新のファッション・トレンドは何でしょうか?

Nels Frye: メ ンズファッションでは、レギンス、ハーレムパンツ、クロップドパンツ、THOM BROWNEスタイル、ロールアップ、カフドパンツ…。レディスファッションなら、アーミー・スタイルにインスパイアされた服、カラータイツ、短い靴 下、ローファーやオックスフォード・シューズなどのレディス版などでしょうか。



- 北京は中国本土では最もファッショナブルで、カルチャー・ムーブメントも上海より多いと聞きます。なぜ北京なのでしょう?

Nels Frye: 「ファッ ショナブル」という言葉が適当かどうかは分かりませんが、スタイリッシュでクリエイティブであることは確かだと思います。上海がシックになろうとしている としたら、北京はヒップだと言えるでしょう。これは目に見えることより、もっと深くに根付いた何かに関係しているのです。北京には大学も多く、1980年 代初期から中国の芸術の中心となってきました。上海よりも歴史は長く、何百年も中国の文化の中心地であり続けています。一方で、上海はいつも欧米化されて きました。


stylites4.jpg(c) stylites.net



- 北京のお勧めスポットをひとつ紹介して頂けますか?

Nels Frye: 798芸術区や草葉地(カオチャンディ)の散歩はありきたりなので別として、徳勝門(デシェンメン)の近くにある北京最大の昔ながらの野菜市場をお勧めしたいですね。
北京は中国国内では最先端の街かもしれませんが、今でも一番の魅力はその歴史だと思います。



- 最後に何かメッセージを。

Nels Frye: ぜひ「stylites.net」を訪れてみて下さい。数ヶ月以内に、北京のベスト・ショッピング・ガイドも掲載する予定です。





STYLITES

北 京在住、米国マサチューセッツ出身のNels Frye(ネルズ・フライ)氏によって始められたファッション・ブログ。2007年より他ではなかなか見ることのできない北京の若者のストリートスナップ を掲載し話題に。ブログ名の「STYLITES」は、苦行を行ったことで知られるキリスト教の伝説的な聖人、シオメン・スティリテスに由来する。

www.stylites.net/

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