
映像表現の可能性を芸術の視点から捉えようとする国際フェスティバル、「第4回 恵比寿映像祭 映像のフィジカル」が 東京文化発信プロジェクトの一環として、東京都写真美術館にて開催される。
「映像のフィジカル」をテーマに、映像は物質的・身体的なものであるという基本に立ち返り、映像を通じて体感する経験や知覚といった身体との関わりから映像を捉え直す。

マーク・ルイス《シネマ・ミュージアム》2008
キーワードとなる「フィジカリティ」という言葉には、大きく二つの意味が含まれている。 ひとつは、映像を成り立たせている「物質性」。どんな機材や技術を使っているか、どんな状況が選ばれているかといった即物的な面を比較することで、作品の愉しみ方や理解がさらに広がる。
もうひとつの意味は、「身体性」だ。我々は、さまざまな映像体験を通じて、映像の中でしかありえない空間や時間を感じとったり、知識だけでなく、意識や身体感覚が新しく塗り替えられるような経験をする。 本展では、映像の豊かさと奥行きを、この「物質性」と「身体性」の両面から測ることができる作品が数多く展示される。

ユェン・グァンミン《消えゆく風景 – 通過 II》2011
本展は、世界の最新の動向をいち早くチェックできる機会としても充実しており、他所では見られない新作・近作が目白押しだ。実験映画界の巨匠ジョナス・メカスによる新作『スリープレス・ナイツ・ストーリーズ 眠れぬ夜の物語』などがアジア初上映される他、展示部門でも自国で発表されたばかりのユェン・グァンミンによる3チャンネル・ヴィデオ・インスタレーションが展示される。

エキソニモ《The EyeWalker》2011 (山口情報芸術センター [YCAM] 委嘱作品)[参考図版] 写真提供=YCAM
恵比寿ガーデンプレイス・センター広場を会場とするオフサイト・プロジェクトでは、気鋭のアーティスト・ユニット、exonemo(エキソニモ)が新規制作する、体験型の作品『The EyeWalker』が展示される。 広場周辺に複数のヴィデオカメラ付きモニターを設置。体験者は、それぞれのヴィデオカメラがとらえる映像を、自身の視線の動きのみによって操作し、次々にたどることで、空間を移動していくような視覚体験を得ることができる。
その他にもライヴ・イヴェント、ラウンジトーク、地域連携プログラムなどが開催され、映像の魅力を存分に堪能できる15日間となっている。
ぜひ何度も足を運んで欲しい、見どころ満載なイベントだ。
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第4回 恵比寿映像祭 映像のフィジカル
会期: 2012年2月10日(金) – 2月26日(日) ※月曜のみ休館
会場: 東京都写真美術館/恵比寿ガーデンプレイス センター広場/ザ・ガーデンルームほ
開館時間:10:00~20:00 ※ただし最終日 2012年2月26日(日)のみ18:00まで
休館日: 月曜日
入場料: 無料 ※ただし、定員のある上映、イヴェントは有料
恵比寿映像祭 本会場
展示: 東京都写真美術館 3階+2階+地下1階 展示室ほか
上映: 東京都写真美術館 1階ホール
シンポジウム: 東京都写真美術館 1階ホール
レクチャー: 東京都写真美術館 1階
アトリエ トーク: 東京都写真美術館 2階ラウンジ
恵比寿映像祭 別会場
ライヴ: ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
恵比寿映像祭 屋外展示
オフサイト: 恵比寿ガーデンプレイス センター広場
恵比寿映像祭共催プログラム 恵比寿近隣
地域連携プログラム(共催): 恵比寿近隣地域 文化施設・ギャラリーほか
公式サイト: http://www.yebizo.com/
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