HITSPARK@CLASKA REPORT
2010年1月20日(水)~22日(金)の3日間、クリエイティブ・ポータルサイト「HITSPAPER」と「今の日本が持っている価値」を再発見し、世界に向けて提案するホテル「CLASKA」が、多種多様な媒体・企業・プロジェクト・クリエーターとワークショップやトークセッションなどコラボレーションするクリエイティブイベント「HITSPARK」共催しました。
昨年末、CLASKAディレクターである堀内明さんから、学校のようなイベントをCLASKAで行いたいと打診があり、私達HITSPAPERが今、最も興味深いテーマとして掲げている「多種多様」というキーワードで、様々な活動をされているクリエーター・媒体さんと一緒に学ぶ場として、また実際モノ創りをする場として、また、新しい交わりの場として「HITSPARK」というイベントを企画・運営しました。
企画決定から1ヶ月切っており、且つ年末・年始にかかってしまう事もあり、参加して戴いた媒体さん・企業さん・クリエーターさんには、急なお誘いなどご迷惑お掛けしてかもしれません。
皆さんのご協力があり、本当に感謝しております。まずは、御礼の挨拶から。
それでは、3日間のダイジェストを写真と共にレポートしていきます。

2010年1月20日(水) 13:00~18:00は、紙を使用して公園を作るワークショップ「HITSPARKを蘇らそよう!」を行いました。
会場であるCLASKA2Fのスペースは、この小さな紙の木で満たすのは、非常に大変でしたが、巧くスペースをとりつつ、初日は300個ほど、来場して下さった方々と一緒に制作しました。
この紙は、接着剤・ハサミを必要としない作りになっていて、スタッキングする事も可能。
スタッキングの際には、先に制作した木の上に載せることで大きな木に変貌して行くのですが、1つ1つをしっかり制作していかないと、直ぐ倒れてしまったりと協調性が試される仕組みになっています。
会場にいる名人により、非常に奇麗にスタッキングが出来ている事が写真でも伝わると思います。
この素敵な紙を提供してくれたのが、平和紙業株式会社さん(www.heiwapaper.co.jp)、印刷加工サポートが有限会社コスモテックさん(blog.livedoor.jp/cosmotech_no1)、クリエイティブディレクションにkotenhits、アートディレクション&デザインに熊谷 彰博さん(alekole.jp)、グラフィック提供にmorldの横山さん(www.morld.jp)といった面々です。
素晴らしいアートワークありがとうございました。
また、会場では、Daisy Ballonによるバルーン制作講座がビデオで上映されており、小さな子供から大人の皆様まで、バルーンで犬や熊を制作して戴き、公園には動物も多く生息していくようになりました。
夜になると動物達も集まり出し、眠りに。
19:30~20:30 1部 「メディア・セッション」
Public / image × HITSPAPER ×Someones Garden × numabooks × CLASKA
初日最初の夜のセッションは、各メディア媒体、原田優輝さん(Public/image編集長)、西村大助さん(Someones Garden 編集長)、個人でMagneticsなどメディア間連動を行っている
内沼晋太郎さん(numabooks / ブックコーディネーター)、そしてスペースというメディアで運営されている堀内明 (CLASKA / ディレクター)を招いて、ゼロ年代を振り返りつつ、キーワードと共に現状を分析、また2010年以降の業界予想、新たなクリエーター像、また未来のメディアの在り方をお話しました。
メディアという概念が、非常に抽象度が高い概念であり、既存のメディア論ではおさまりきれない、個人・スペースといったオルタナティブな概念が蠢きつつあることを皆で共有。
これからいざ確信へ・未来のメディアとはというお話をしかけた時に、1時間が終了。
ゲストスピーカーさんも非常に乗って来たところではあり誠に残念でしたが、、、後1時間は欲しかったところです。
平日の19:30スタートという事もあり、スタートこそ人は少なかったですが、このセッションが終わる頃には、立ち見が出るくらいの盛況ぶりに。
左から佐々木 アラタ (HITSPAPER編集長)、原田優輝 (Public/image)、西村大助(Someones Garden 編集長)、内沼晋太郎さん(numabooks / ブックコーディネーター)、堀内明 (CLASKA / ディレクター)
20:30~21:30 2部 「ウェブ・セッション」
Another Bookmark + (BOOKMARK OF THE YEAR受賞者など)
「歴代ABM BOOKMARK OF THE YEARから探る10年代のWebデザイン」
初日、20:30~21:30はABMのウェブデザインセッション。
毎年サイトのクオリティや独創性を評価する形でノミネートサイトを決定、その中から一般閲 覧者の投票数が最も高いものをその年の「最も優れたサイト」として決定する賞「BOOKMARK OF THE YEAR」を振り返ることで、ゼロ年代後半のWebデザインを検証、そしてこれからくる10年代のWebデザインを眺望するという内容です。
今回はモデレーターはFICC inc. 福岡陽さん。
ABMさんはいつも最新ウェブデザインをチェックする際にいつもお世話になっているサイトさんで、その中のコンテンツ「BOOKMARK OF THE YEAR」が非常に魅力的だったので、これをイベント化できないかと思いご相談しました。
急なお願いだったにも関わらず、二つ返事で出演OKをもらい、豪華なゲスト ROXIK 城戸雅行さん(roxik.com/)、602 inc. 岩城洋平さん(www.602.jp/, www.yig.jp/)、日本デザインセンター 有馬智之さん(www.ndc.co.jp/, www.tatsdesign.com/)をブッキングして下さいました。
当日も、過去のサイトを振り返りつつ、多くのインスピレーションを会場の皆さん、Ustreamで拝見している皆さんに届いたのではないかと思います。
これも1時間で終わらず (笑)延長戦に突入。
トークセッションはちょうど1時間くらいでエンジンがかかってきますね。
左からFICC inc. 福岡陽、ROXIK 城戸雅行、602 inc. 岩城洋平、日本デザインセンター 有馬智之
21:30~22:30 3部 「広告セッション」 W+K tokyo
初日、第三部は「広告セッション」でW+K tokyoの石畠 吉一さん (Interactive strategist)、飯田 昭雄さん (Art buyer)、何 直己さん (Art director) rhizomatiks co., ltd (www.rhizomatiks.com/)
の齋藤 精一 (代表取締役) をお呼びしてのセッション。
残念ながらカメラのバッテリー切れで、写真撮影が出来ず、関係者の皆さん、本当に申し訳ありません。
トークの内容は、NIKEさんと共に成長したW+Kらしく、NIKEさんのお仕事「NIKE FOOTBALL」と「NIKE TASKI TWITTER」のご紹介とプロセスをお話して戴きました。
どちらも、広告の中に体験・フィジカルというキーワードが入っており、平面から立体へ、デジタルからフィジカルに返していくというW+Kらしい仕事への姿勢を感じました。
また、アートバイヤーという特殊な職種も、多いにW+Kらしさを象徴していますが、そのアートバイヤー飯田さんが、少しアルコールを飲み過ぎて非常に面白いプレゼンテーションへ移行。
しかし、しっかり後を締めてもらったような気がします。

2日目の21日(木)の13:00~18:00も初日と同様に紙を使用して公園を作るワークショップ「HITSPARKを蘇らそよう!」を行いました。
多くの方に手伝って戴きこの頃には600個近い木が出来、森のような公園が完成。


18:30〜はいま乗りに乗っているエコ飲み会「Green Drinks」。
平日の19:00なのに、既に会場には多くのお客さんが。
サステナビリティやソーシャル・アクションへの関心が顕著に現れた一幕でした。
そんな中、今回、HITSPARK内で行って戴いたのは、ローカル愛をテーマにした、green drinkのオープンソース化のキックオフパーティ。
多彩なゲストの「私ならこういうイベントをやる」というプレゼンテーションが終わると、
参加者全員で、ソーシャル・アクションへの夢を語る会へ。このようなクリーンなイベントは、日本見渡せしても、存在しないのではと感じました。
相談所まで設けられ、終了間際まで、大盛況なパーティとなりました。
greenzメンバー、お客さまお疲れさまでした。


3日目、22日(金)の13:00〜18:30はW+K TO GOがスタート。
twitterと連動し、各ユーザーが物語を綴って、そのストーリーをdjow (デジョー)& 8g(エイジ)による、Live painting Unit「gravity free (gravityfree.net/gravity-free/gravity-free.html) 」が描いていくという内容。
初日の広告セッションでも話題になったデジタルをフィジカルに返し、またフィードバックするという新しい試み。
1部〜3部に分けられていて、非常にファンタスティックな世界観が完成していきました。
ストーリーのつぶやきのプロセスはオフィシャルサイトからチェックして見て下さい。 http://wktogo.com/
また、その傍らでは、華道家 渡辺仙伺さん (www.ikebana-style.com 二月中旬公開)、映像作家 伊東玄己さん (itogenki.com)、音楽 佐藤礼央/作曲家 (www.leosato.com/ www.etude.cc/album/2/)の日本の伝統芸能である華道とモーショングラフィックスをミックスしたインスタレーション作品『綵』 (あや)が進行中。
「四季」という自然現象をもつ日本において、季節ごとに起こる様々な自然現象を、ライブパフォーマンスでは如何なく発揮し、多くの人間に美しい印影を残したと思います。



HITSPARK最後のプログラムは、若手クリエーターによるオープンマイクイベント。
2010年以降の未来を各々の視点・活動をプレゼンテーションして戴きました。
参加者は下記の通り。
鈴木有理 (プロダクトデザイナー・電子音楽家 / www.yurisuzuki.com/)
兼松佳宏 (greenz.jp クリエイティブディレクター / greenz.jp/)
鈴野浩一 (トラフ建築設計事務所代表 / www.torafu.com/)
山野英之 (TAKAIYAMA inc. / www.takaiyama.jp/)
TYMOTE (デザインスタジオ / www.tymote.jp/)
熊谷彰博 (プロダクトデザイナー / ak.alekole.jp/)
内沼晋太郎 (ブックコーディネーター / numabooks.com/)
NOSIGNER (プロダクトデザイナー / www.nosigner.com/)
f.a.t (プロダクトデザイナー / www.fatfatfat.net/)
様々なジャンルのクリエーターが、独自の視点で、非常に面白い発想をお話してして戴きました。
会場にいらっしゃった方からも、非常にインスピレーションを受けたと好評だったプログラムだけに、今後も更なる磨きをかけてまた皆さんの前でお披露目出来ればと思っております。
21:00〜はちょっと遅いクリエーターの為の新年会。
このHITSPARKの最後のフィナーレとして、多くの方と一緒に未来のクリエイティブをお話出来た事、参加して戴いた方から、感謝の言葉を掛けて戴けたことが何より至福の時でした。
HITSPAPERより
今回、HITSPARKに参加して戴いたお客さま、各プログラムに協力戴いた媒体・企業・プロジェクトチームの皆様、CLASKAスタッフの皆様、ボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
実験的に始まったHITSPARK、「多種多様」テーマを掲げたのですが、まだこれはスタートしたに過ぎないと思っています。
日本という国は、嘗て多くの産業が生まれ、経済大国として世界でも有数なポジションを確立しました。
現在、その産業のいくつかで、かつてない悲鳴を上げて、軋みを上げ始めています。
私達が次にしなければならないのは、様々なジャンルが連携し合い、新たな産業、人、クリエーションを産み出す事だと思います。
多くのプロトタイプ制作にチャレンジし、ブルーオーシャンを産み出すことに他ありません。
今回のHITSPARKはその第一歩。
まだまだ、私達自身、改善をすべき点が多くありますが、参加して戴いたから多くのエネルギー・教訓を得て、また新たなスタートを切ろうと思っております。
どうぞ今後も私達の活動を暖かく見守って戴ければ幸いです。
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