“匿名の手紙の図書館”と連動した、物語作家 佐々木 新による小説個展「漂流」が月島Sにて開催

 月島のセレクトショップ S にて、“匿名の手紙の図書館”と連動した、物語作家 佐々木 新の小説個展「漂流」が開催される。会期は、2018年9月8日(土)~2018年9月17日(月・祝日)。
 本展は、月島Sと佐々木によって共同で立ち上げられた、匿名の手紙の図書館を作るプロジェクト『S LETTER PROJECT』 (通称:SLP) と連動した企画展。
 『SLP』は、匿名の手紙が随時募集されており、集められた手紙は一般のどなたでも閲覧することが可能な図書館だ。すでに第一弾の手紙の募集は始まっており(会期までに届いた手紙は個展中で公開展示される)、内容や手紙の長さに制限はなく、誰に宛てるかも問わないものとなっている。また、この『SLP』に手紙を郵送すると、本展で発表される佐々木の短編小説「漂流」に登場する主人公が、インスタグラムで投稿している物語の中で、お手紙という形で返信がなされる仕組みになっている。尚、手紙は個展終了後も随時募集されており、月島Sにて半永久的に保管される。

 

 

 本展で発表される佐々木の新作短編小説「漂流」は、処女作「わたしとあなたの物語」、二作目「わたしたちと森の物語」の並行世界にあたるもので、各々の作品に通底する、現代人が抱える自我の揺れや欠損などをテーマに孕みながら、匿名の手紙の送り主として参加する方々と共に、小説という媒体を拡張して作り上げられる個展へと展開されていく。

 

個展会場となる、月島のセレクトショップ S

 

 社会が多様化、複雑化する中で、絶えず私たちの自我はどこかに流されていき、他者との相互理解はますます難しくなっているように感じられる。そうした状況下において、本展で行われる、虚構である小説中の「私」と現実として存在する手紙の送り主による相互間のコミュニケーションは、他者の秘めた想いへの気づきと、他者と自己との現代的な新しい関わりのヒントが含まれているかもしれない。

 
 

佐々木新 小説個展『漂流』展示概要
ARATA SASAKI NOVEL EXHIBITION “DRIFTING”

会期 | 2018年9月8日(土)~2018年9月17日(月・祝日)
時間 | 13 : 00 – 19:00
場所 | S
住所 | 〒104-0052 東京都中央区月島3 丁目16-10
ドローイング | 小宮山 洋 (yohkomiyama.com)
封筒折加工ディレクション | 山本 考志 (HOW TO WRAP_)
www.ssss.tokyo

匿名の手紙の図書館『S LETTER PROJECT (SLP)』

 
月島のセレクトショップ S と物語作家 佐々木 新 によって設立された匿名の手紙の図書館。
手紙は一般的に公募されており、誰でも郵送することで、Sの図書館に収蔵される。
また、本プロジェクトのきっかけとなった物語作家 佐々木 新の短編小説『漂流』の主人公である「私」が、届いた手紙に対してインスタグラム(アカウント: @s__letter)にて返信を投稿。
短編小説『漂流』のスピンアウト企画として始まった物語にシンクロし、影響を及ぼしていく仕組みとなっている。
手紙の郵送先
S
〒104-0052 東京都中央区月島3-16-10
第一弾手紙の締め切り
2018年9月16日(日)
(個展「漂流」中に展示予定)

佐々木 新 / 物語作家
岩手県盛岡市生まれ。
2013年から散文を書き始める。2016年に小説「わたしとあなたの物語」、2017 年に小説「わたしたちと森の物語」を小説個展とともに発表。2018年より、月島S と共同で匿名の手紙の図書館「S LETTER PROJECT」(SLP) を立ち上げる。
aratasasaki.com
主な展示
2017 FOREST AND OUR STORY ( (Place) by method )
2017 ME AND YOUR STORY ( CIY / Yusuke Seki Atelier )
2016 ME AND YOUR STORY ( (Place) by method )
小宮山 洋 / プロダクトデザイナー
多摩美術大学卒業後、メーカーにてプロダクトデザイナーとして活動後、2011 年に東京・上海にてYOH KOMIYAMA DESIGN 設立。21_21 DESIGN SIGHT で開催された「アスリート展」でSHUKYU+Gottinghamへのドローイング提供をきっかけに作品製作を行っている。佐々木新 小説個展『漂流』ではドローイングを担当。
yohkomiyama.com
山本 考志 / HOW TO WRAP_
現代に適した”包み方”を考えるギフトのためのブランド。包むことの新しい価値観を創造し、新しい包装のかたちを提案している。竹尾見本帖 at Itoya 企画展 「紙で包む HOW TO WRAP_の包みのカタチ」、工芸青花「『包』の境」展での作品展示など、折り紙作家としての活動も行う。
howtowrap.net